ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞理由は?。選考基準を考察してみた。

      2016/10/27

ボブ・ディランがノーベル文学賞を受賞。

こんにちは。

ノーベル文学賞の受賞者が発表されましたね。

今年こそ作家の村上春樹さんが受賞するかな…と思っていたのですが、受賞したのはボブ・ディランだと聞いてびっくり。

ボブ・ディランと言えば、音楽家という印象こそはあれ、正直なところ「文学」というイメージが全くなかったからです。

どうしてボブ・ディランさんがノーベル文学賞を受賞したのか。

また、ノーベル文学賞の選考基準はどうなっているかといったことについてまとめてみました。

 

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ボブ・ディランって誰?

若い方は「ボブ・ディラン」という名前を聞いたことはあっても、どんな人物なのかは詳しく知らないのではないでしょうか。

そもそも、聞いたことが無いよーという方も多いのかも知れないので、簡単に彼のプロフィールを紹介しておきます。

 

ボブ・ディランさんはアメリカを代表するシンガーソングライターで、御歳75歳になります。

代表曲は「風に吹かれて」や「時代は変わる」、「ライク・ア・ローリング・ストーンズ」といったものが挙げられ、「世代の代弁者」として若者たちからの共感を呼びました。

…とこのように、バリバリのアーティストであり、偉大な人物ということは誰でも知っているのですが、やっぱり「文学」とは縁がないように感じますね。

それなのにどうして彼がノーベル文学賞を受賞できたのでしょうか。

 

ボブ・ディランが文学賞を受賞した理由は?

今回のノーベル文学賞の授賞理由は、「偉大な米国の歌の伝統に新たな詩的表現を作り出した」というものです。

ここでポイントとなるのは、「新たな詩的表現」という部分でしょう。

つまり、ボブ・ディランさんは作家のように小説といった形態で文学作品を生み出してはいませんが、歌詞が十分に文学作品だと言えるということです。

 

ある大学教授は、彼のことを「言葉の力を変えた人物」と称賛しています。

単に人々を楽しませるだけではなく、そこに社会的なメッセージを込めたのがボブ・ディランだったのです。

 

また、彼は2008年にはピューリッツァー賞の特別賞も受賞しています。

これはアメリカ国内では最も権威ある賞だと言われており、このときも詩の高い文学性が評価されていたようです。

確かに、こういったら失礼ですが、単に歌がうまいといった理由や、演奏が上手いといった理由でノーベル賞もピューリッツァー賞もアーティストが受賞できるようなものではないですよね。

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ノーベル文学賞の選考基準は?

確かに、ボブ・ディランさんの書いた歌詞が素晴らしく、それが文学的だということはわかりましたが、果たしてそれだけでノーベル文学賞もらえるのか?という疑問も湧いてきました。

というのも、私の中では「ノーベル文学賞は本を書いた人に与えられるもの」という図式が定式化していたからです。

例えば、川端康成は小説「雪国」を書いたから受賞した…というのが一般的な理解ではないでしょうか。

一体どうやってノーベル文学賞は選考されているのか。その基準を調べてみました。

 

ウィキペディアの情報によると、

もともと「ノーベル文学賞はその作家の作品、活動の全体に対して与えられるものであり、一つの作品に対して与えられるものではない」そうです。

特定の作品を書いたから、ノーベル文学賞をあげよう!といった単純なものではないんですね。

 

また、過去にはベルグソン(哲学者)、モムゼン(歴史家)、チャーチル(政治家)といった、いわゆる「文学者」以外の受賞者もいたそうですが、「チャーチルを最後に文学者にのみが対象だと決められた」と書いてあります。

この基準から行くと、ボブ・ディランはやはりシンガーソングライターだから「文学者」ではないように感じますが、時代も変わり基準も変わったのかもしれません。

やはり、「文学者」として認められるほどに、彼の詩は素晴らしいものなんですね。

 

まとめ

ボブ・ディランさんがノーベル賞を受賞すると聞いて驚きましたが、調べてみると彼の功績・詩の素晴らしさはやはり称賛に値するものです。

私は英語がそこまで堪能ではないので、彼の詩を読んでも分からない部分が多いですが、英語が得意な方はぜひ味わってみてください。

 

もしかしたら、日本語訳でまとめられて出版されるかもしれませんね。

そうなったら是非手にとって、彼の詩の素晴らしさのひとひらなりとも味わってみたいと思います。

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